
2026/5/12(火)、「Tachikawa.any」の記念すべき第一回イベントを開催しました!
Tachikawa.any とは?
立川、国立、国分寺、八王子、東大和...多摩モノレール、中央線沿いに住む・働く、エンジニアやデザイナー、プロダクトマネージャーなどテックな人たちが気軽に集まれる場所を目指すコミュニティです。
発端
私が立川近辺を生活の拠点としているのですが、数年前に立川に引っ越してからというもの、connpassで調べてもなかなか立川近辺、東京の西側で行われているイベントが全然ないという悩みがありました。
子どももできて郊外に引っ越したものの、都心のイベントに行くにはDoor-to-Door で1時間近くかかってしまう。
家庭の調整をしたり、仕事の業務調整をしたりとなにかと1イベントに対する負担が高くなってしまう。
「もっと近くで、もっと気軽に」交流できる場があるといいなーと思ったことがきっかけで立ち上げました。
遡ってみると、昨年の10月頃にぼやいていたので、半年もかかってしまいました。
tachikawa.em とか tachikawa.any とかやりたい。
— daitasu (@daitasu) 2025年10月10日
単に自分が出やすいだけだけど、懇親会もしやすいし良いと思うんだよなー。郊外のこの辺の需要ないだろうか。
なぜ any ?
昨今、生成AIの関連もあり、エンジニアリングの領域、デザイナーの領域、プロダクトマネージャーの領域など様々な職能の領域が溶け合って境界がなくなってきている部分があります。
こうした背景もあり、なにかのセグメントで区切らずよりオープンな場づくりをしていきたいと思ったこともありますし、
単に、立川を謳ってるが別に立川に固執しすぎなくてもよく、どんな地域からでも、どんなスキルセットでも、どんな興味関心でも、この地域の近辺にいる人を中心に any に繋がって学びの場、発信しあえる場があればいいなという思いで 「any」とつけました。

当日レポート
さて、Tachikawa.any #1 は、立川市の公共施設「子ども未来センター」で実施しました。 こちらの施設は、立川まんがぱーくという、400円で1日中まんがや絵本が読み放題というすごい施設が入った場所でして、こちらの施設内にある会議室「201・202」の2部屋を連結させて実施しました!

他コミュニティの皆さんにリポスト頂いたりしながら、たくさんの皆さんに関心を持って頂き、参加者は全体で30名で、LT枠も10名満枠 での開催となりました。

オープニング
オープニングは、私 daitasu より会場案内と行動規範の説明、Tachikawa.any に対する思いなどをお話させていただきました。

ちなみに、4月末で前職を退職したため、肩書きとしては無職だったのですが、「無職のうちに1度はLTするぞ!」と謎の意気込みがあったため、1つ野望を果たすことができました。
LT① 幡ヶ谷亭直吉さん「広がっていく学びのコモンズ」

LT1つ目は、Tachikawa.any の立ち上げにあたりたくさんお世話になっている「多摩.dev」さんを運営されている 幡ヶ谷亭直吉さんの「広がっていく学びのコモンズ」。
多摩.dev さんも他の地域コミュニティに感銘を受けて立ち上げが進み、Tachikawa.any もまた同じく他コミュニティから学んで作られてきたので、そうしたコミュニティの円環を感じる温かみにあふれるLTでした。
Tachikawa.any 開催に対する祝辞のようなLTで、本当に感謝です!
LT② しょっち さん「私のファシリテーションは間違っていた」

2つ目はしょっちさんより、ファシリテーションに関するお話でした。
ファシリテーションは、「対話型」と「推進型」に分類されるという言語化が分かりやすく学びになりました。
私はEMという役割を持つ中で、どうしてもチームの方向性づけを作らないといけない機会が多く、推進型のファシリをすることが多いのですが、対話型と推進型の双方を意図して使いこなしていけるようにしたいなと思いました。
LT③ offich さん「モノレポ開発での依存パッケージのビルドいらずになるtsconfig の customConditions のご紹介」

コミュニティ、ファシリテーションと来て、 tsconfig の話に行ったので、この時点で any 味 があって個人的にテンションが上ってました。
私も業務、個人開発双方で pnpm workspace での monorepo 構成を取ることが多いのですが、他パッケージを参照する際にbuild するのは手間ですし、並列でdev サーバを立ち上げるのはリソースも食うしコードジャンプが .d.ts に行ったりします。
customConditions はこうした管理をシンプルに保ってくれるので良いなと思います。発表の中で具体的なサンプルなども見れて嬉しかったです!
LT④ 平 光蔵(TAIRA Kozo) さん「ヤギから学ぶプロジェクトマネジメント」

立川市在住の平さんからの立川市の過去にまつわるLTでした。
GREEN SPRINGS は建設前まではずっとヤギが放牧されていたとのこと。私が引っ越してくるより前だったのでその事実がまず衝撃でした。
ヤギがいた頃の写真が残っていた#tachikawaany pic.twitter.com/JhFm49xVXJ
— なお (@naopusyu) 2026年5月12日
ヤギが除草作業をしているというところから得た学び、そこからGREEN SPRINGS がまた違う形で土地利用している点などを踏まえ、要件を満たすうえでの余白や遊び心の重要性を説かれました。
LT⑤ nikkie さん「こんなPythonロギングはどうだい!?」

nikkie さんからは、Python でロギングを仕込まなくてもログを取れるライブラリを開発されたお話がありました。
気になったライブラリのロギングは常に追いかけているとのことで、プログラム熱の高いLTでした。
Python には個人としてはあまり縁がないですが、ロギングに着眼してライブラリを深堀ることがなかったので、自分の気になるTSライブラリなど今度調べてみたいなと思いました。
nikkie さんが作られたライブラリはこちら。
LT⑥ ryugen さん「kitty で作る multi agents な開発環境」

kitty のお話もですが、様々なターミナルのお話を先にされていて、ratty という3次元で描画するターミナルに目が飛びてて心が奪われてました。
kitty のお話も面白く、ターミナル上にピクセル座標で画像描画できたり、外部プロセスからのアクセスなどできることが多い印象を受けました。
「自分でガチャガチャカスタマイズするのが楽しい!エンジニアだもの」がまさしくで、自分も他のターミナルにお散歩に出かけようと思いました!
LT⑦ daichi さん「ゲームで学ぶUX設計」

daichi さんからは、任天堂のUIから学んだUX設計についてのお話でした。
任天堂のデザイン設計は、
- 直感的に理解できる
- 試す中で学ぶことができる
という学習設計がとてもロジカルに組まれていて美しいですね。
後半ではエンプティスイートの話があり、ユーザーに初回アクションをどのように促すかの様々な例を提示されていて、こちらも学びが深かったです。
LT⑧ フクイ さん「ノーコード物語」

生成AI誕生直前まで話題があがっていたノーコードツール達が現在どのようになっているのか、逆にどんなノーコードツールが台頭してきているのかというお話が聞けました。
名前を聞いたことがあるツールや、逆に効かなくなったツールとその要因はなんだったのかなど、考察も含めて非常に面白かったです!
LT⑨ 西から来た馬づらの男 さん「新卒エンジニア研修、ハンズオンの設計における課題と実践知」

にしうまさんによる、新卒エンジニア研修のカリキュラムをどのように構築したか、その中での生成AIハンズオンの設計と振り返りという、とても勉強になる講義のような時間でした。
生成AIのハンズオンには、エンジニアだけでなく、IT未経験のビジネスサイドの方も含めた講義としたとのことで、前準備や当日のトラブルシューティングがとても大変そうでしたが、「まず作って慣れる、関心を持つ」という新卒研修としてとても素敵なカリキュラムだなと感じました。
LT⑩ がら さん「立川で超かぐや姫について話したい」

がらさんからは、超かぐや姫から学ぶ人生訓のようなお話がありました。
このLTより前に、超かぐや姫を履修できていなかった自分が悔やまれます。。。(カンバンは何度も見てるのに!)
このLTで、超かぐや姫を見ないとエンジニアとしての仕事のあり方を語れないなと感じたため、「Tahikawa.any #2」までの必修科目としようと心に決めました。
おわりに
今回が初回にも関わらず、
- 30名という方々にご参加頂けたこと
- any の名の通り、コミュニティ、ファシリテーション、TypeScript、Python、新卒研修、ヤギ、ターミナル、超かぐや姫などなどバラエティ豊かなLTが集まったこと
- イベント後の懇親会で、住んでいても特段発生しない「立川で誰かと飲む」が実現できたこと
こうしたことができたことが本当に嬉しく思います。
事後アンケートとして、立川以外の開催地についてもアンケートを取ってみたのですが、次回以降は立川から離れて東京西側を色々と試してみるのも良さそう(府中、国分寺、八王子、etc...)だなと思いました。
今後もイベントを改善しながら、色々な any が集うコミュニティを作っていければと思います!
